レザーサドル、濡れたらどうする?

これから夏、気になるのは台風やゲリラ豪雨。

台風の中自転車で外へ出る機会は少ないかもしれませんが、ゲリラ豪雨には遭遇してしまうことはあるかもしれません。

もし濡れてしまったら。
カバーを掛け忘れたら。

焦らず、きちんとした対処をすれば何の問題もありません。

いくつかの注意だけを覚えておいてください、そうすればBROOKSサドルをより長く使ってもらうことが可能です。

まずは焦らず、乗らずに放置

ここは急いで帰りたいところですが、ちょっと我慢。
水を含んだ状態のレザーサドルに力をかけると、革の伸びの原因になります。
革が一気に伸びることでサドルの変形や寿命を短くしてしまうことも。
こういうときはのんびりしながら、おおらかな気持ちで自然に乾燥するのを待ちましょう。

覚えておきたい注意事項は3つだけ

① 強制乾燥

焦って乾かそうと無理をするのは止めましょう。

ヘアドライヤーやヒートガンでの強制乾燥はレザーそのものを必要以上に乾燥させてしまいます。

自転車から外して電子レンジとか絶対ダメ ×

自然の素材から作られているレザーサドル

乾燥にも自然の力をかり、無理はしないようにしてください。

無理に熱風を浴びせるのではなく自然乾燥がいちばんです。

② 濡れたままサドルカバーは付けない

カバーをかけると、湿気の抜けが悪くなり革にカビが生える要因になります。

カバーは濡れないようにするための保護具、濡れてしまったら掛けないほうが良いです。

ラップを掛けてご飯をチンするとラップの中には水滴がついていますよね、同じことで外へ水分を逃がしにくくなりますので乾燥させるためにはおすすめできません。

③ 濡れた状態でオイルは塗らない

水を含んだレザーは色々と吸収しやすい状態にあります。

濡れてしまったらオイルを塗って保湿してあげたいところですが、乾燥しきってから作業をしてください。

濡れた状態でのオイルメンテナンスは、革の伸びに影響を与えることがあります。

では、乾燥のさせかたはどうすればいい?

日陰で、風通しの良いところに置く

やるべきことはこれだけ

できるだけ日の当たらない駐輪場や、室内に保管できればベスト
風通しがよく湿気のたまらない場所が理想です。

人の出入りのない倉庫や湿度管理していないガレージなどはカビが怖いかも、普通に日陰を探して置いておくのがいちばんと思います。

濡れ方にもよりますが、乾燥するには1日から2日くらい要すると思えば参考になるかと思います。

もし絞ったら雑巾みたいに水が滴るのでは?くらいのひどい濡れ方なら2日は乾燥させたほうが良いかもしれません。

濡れてしまっても、怖いことはない

もし望んでいなくても濡れてしまった場合はこちらを参考に自然に乾燥を待ってください。

濡れそうなとき、急な雨が怖いとき

そんなときには予めレインカバーをかけるか、コンビニ袋でもいいのでサドルを保護しておくと良いです。

自然の素材には、自然のチカラでのんびり乾燥を待ちましょう。

絶対濡らしちゃダメ?と聞かれることも多いのですが、絶対ダメならこの記事のために自分のサドルを濡らすことは私もしません。

ただし、革ですから濡れてしまうことで少しの水ジミなどはできると思います、それもまた味。

経年変化を楽しみながらBROOKSレザーサドルで快適なライドを味わってください。

BROOKSレインカバーはこちら