B17にスプリングをつけたモデル、歴史はやはり100年以上
B17のトップをベースにスプリングを搭載したモデル、レザーのしなりとバネの弾性がそれぞれ違う衝撃に対して作用し乗り心地が格段に良くなります。
1989年にはカタログモデルに
B17と同じく既に100年以上前にはラインナップとして登場しています。
今と違うのはそのネーミングだけ、当時はB17 FLYERという名称でサドルトップが共通であることが伺える商品名でした。
性質の違う快適さ
革の馴染みからくるしなり、スプリングによる直接的な弾性
スプリングがあるからといっても常に動いている訳ではありません。
細かな振動はスプリングではなくむしろ革の弾力性で吸収し、大きな段差やギャップの続く路面などではスプリングの弾力が力を発揮します。
ライドポジションに影響を与えることなく、常に快適な乗り心地を提供してくれるのがFLYERシリーズの大きなメリットです。
デメリットを敢えて言うならスプリングの分重くなること、輪行などで少しでも軽くしたいならB17を選ぶのも選択としてはアリと思います。
スタンダードモデルとの違いは仕上げにあり
スペシャルモデルには大きく3つの仕上がりの違いがあります。
①
銅メッキ加工されたスチールレールの輝きは使用される銅リベットの鈍い光と相まってより製品自体にまとまり感を与えます。
長年使い続けることでこのレール自体も輝きに経年変化をもたらし、より愛着を持てる一つの要因となりながら育っていくことでしょう。
②
サドル横のフラップ部分はペダリングをするときに常に内ももでこすられている部分
厚さ5mmのレザーを使用しているBROOKSサドルの端面をカービングナイフで斜めに仕上げることでレザーとパンツの摩擦を軽減することができます。
見た目にも機能的にもこの手作業の技が光ります。
③
ハンドハンマード(手打ち仕上げ)による銅鋲でサドルトップは固定されます。
通常モデルではリベットを貫通させる穴を開け、リベットを打つための専用の機械で鉄鋲を打ち込んでいきます。
反対にスペシャルモデルでは穴あけ加工後にリベットが枕頭するためのザグリを入れる加工がされ、その後特別な職人により手打ちで鋲を固定していきます。
通常の鉄鋲のサドルを25個作るうちにスペシャルサドルは1個しか仕上げられない、それが25:1の答え。
これほどまでに手を掛けた職人の気持ちの込もったサドルを装着すればバイクへの愛着も更に湧いてくるに違いありません。
※ 購入後の革の個性についての返品交換は承っておりません、自然の素材による個体差は不具合ではありませんのでご理解いただけますようお願い致します。
※ 癖の強い個体については単品の商品名で別途掲載しております。
MADE IN ENGLAND
SPEC |
幅: 175mm |
全長: 275mm |
高さ: 87mm |
重量: 890g |
フレーム: ブラックパウダーコートスチール |
色: BLACK / BROWN / HONEY |