BROOKSサドルの選び方【2】
前回はカタログ上でのラインナップの選び方を説明してみました。
この記事では、店頭でよく聞かれる質問などを参考に選び方につなげて見ようと思います。
よくある質問1
LEATHER or RUBBER ???
LEATHERサドルかCAMBIUMサドルか、さてどちらが合っているのでしょう。
乗り方などをベースにお伝えしていきます。
シチュエーション1
( A ) 通勤やロングトラベルなど天候関係なしに自転車に乗る。
( B ) 雨の日は自転車には乗らない。
この場合、( A ) いつでも自転車で移動したい人にはCAMBIUMがおすすめ
全天候型、メンテナンスフリーな天然ゴムトップを使用したCAMBUIMは水に対する耐性が強く、濡れてもさっと拭くだけで問題なく使用いただけます。
通勤で雨だろうと、風だろうといつでも自転車で行っています。という方はCAMBIUMの方が安心かもしれません。
レザーサドルは濡れてしまった場合、体重をかけずに自然乾燥をさせたほうが長持ちします。
( B ) そもそも雨の日には自転車に乗らないので濡らすことはない、という方はどちらをチョイスしてもBROOKSの快適さを味わうことができます。
店頭でお話をしていると( B ) に当てはまる方が多い印象、行動を整理していくと雨でも自転車を楽しむのか、不安定な天候ではそもそも乗らないのか。すこし答えが見えてきそうですね。
シチュエーション2
( A ) 手入れとか、ちょっと苦手かも。自転車そのものもいつメンテナンスしたっけ?
( B ) 好きなもの触っているだけで時間が過ぎていくの忘れちゃう、、
どちらのタイプの方も心配ありません。
( A ) 手入れとか苦手な方でもCAMBIUMサドルはメンテナンスフリーのため特に目立った手入れをしなくても常に快適な乗り心地を提供してもらえます。
レザーサドルは自然の素材ですから保湿のためのクリームはたまに塗って上げたほうがベスト、でも難しいことはありません。
人と同じ、洗顔後のクリームと一緒です。
( B ) の使って、触って時間を忘れてしまう凝り性なあなたはレザーサドルを磨いてメンテナンスをすることも楽しく感じられるかもしれません。
革靴や革のバッグと同じように定期的なメンテナンスを楽しんじゃいましょう。
よくある質問 2
◯◯の自転車につけるのですが、、
BROOKSサドルは多種多様なカテゴリー、用途の自転車に合わせることが可能です。
グラベルバイクにCAMBIUMを付けようと考えている。
ロードにCAMBIUM付けたいけど重量気にするならC13でしょうか?
MOULTONやBROMPTONにレザーサドルを付けたい。
ピストにレザーサドルが渋いと思うんだけど、
通勤用のクロスバイクに付けてみたい、
など色々なリクエストがあります、それぞれの使い方や相性がある場合も考えられます。
これはだめ、というケースは殆どありません。
全てを文章にはしきれません。ぜひ、直接ご相談くだされば一緒にベストサドルを見つけていきます。
よくある質問 3
レザーとCAMBIUMどちらが乗り心地がいいの?
座ったときの快適さやサドルの寿命も気になるところですね。
これは座り心地を仮にグラフ化したもの。
それぞれの特徴を簡単に理解できると良いと思います。
LEATHERサドル 矢印上向き
新品の時は製品としての座り心地は一番下からスタート、まだ誰のお尻にも合っていなく革の馴染みも無い状態です。
乗り始めていくと革の弾力もでてきて少しづつ乗り心地は良くなっていきます、ある一定の馴染みが出たあとは最高の乗り心地を味わうことができ、最終的にはあなただけのサドルとして革が寿命を迎えるまでずっと成長し続けていきます。
CAMBIUMサドル 矢印水平
革のような変形や馴染みによる成長は素材の特性上ありませんが、馴染ませる必要もなく新品のときから馴染みの出たレザーサドルのような体感を味わえます。
いつか成長した革サドルの快適さに追い越されるときが来るかもしれません。
フォームの入っているサドルと違い、ヘタリも出にくいのでほぼ水平に近い性能曲線を描きます。
一般的なサドル 矢印下向き
ここで言う一般的なサドルはサドルトップにフォーム(スポンジみたいなもの)が入っているものを指しています。
お店においてある新品のときが、メーカーの考える最大の性能が発揮されます。 厳密に言えば使い始めたときからフォームのヘタリが始まっていきます。
よく10年以上使えています、と聞きますが形は残っていれど本来の性能は発揮できない状態にヘタっているはずです。
革サドルはずっと成長を続けることが最大の特徴
CAMBIUMは良い状態からスタートしそれを限りなく維持していきます。
BROOKSがコンフォートサドルとしてたくさんの自転車乗りに認められてきた座り心地をぜひ味わってください。