BROOKSサドルのリペアについて
当店ではBROOKSサドルの修理の受付もしております。
リペア作業に関してよく頂くご質問を載せておきます、修理が可能か含めてご参考にご確認ください。
Q テンションピンが取れてしまった、折れてしまった。
修理は基本可能です。
革が伸びているサドルのテンションピン交換は非常に簡単です、それ以外の状況では特別な工具を使用するケースがありご自身での交換は難しくなります。
サドルごとにピンの長さが違いますのでお問合わせください。
Q 銅リベットが表面から浮いたように見えるのですが、どうすればいいですか?
リベットがサドルの表面と同じ高さでない場合は、メタルハンマーで所定の位置まで軽くたたくことで修理できます。革の成長とともにシルエットが変わってきた証拠です、心配せずメンテナンスすれば修理できます。
そのままにするとリベットがパンツを攻撃することがありますので注意してください。
叩く際にはしっかりした作業台でこれを行う必要があり、リベットの裏側を小さくて硬いもので支えてください。
道具が揃っていない場合は無理して叩かずご相談ください、店頭にて作業のお受付が可能です。
Q 革サドルが壊れた場合に補修パーツを販売していますか?
革のサドルの一部が壊れた場合は、修理することができます。
適切なツールがあれば簡単に修理できるものもありますが、ほとんどの場合熟練のスタッフが適切なツール、スキル、経験を持ってこれを行うことができます。
個人ユーザーでの作業はほぼ無理とお考えください、店頭にてお受け付けしております。
革のトップを使い切る目的から使用途中での金属パーツの修理は可能です、革の張替えは行っておりません。
Q 革サドルの寿命っていつですか?
革は生き物であり使用することで変化し進化し続けるため、正確な瞬間はありません。
ただし、原則としてテンション調整をしても革が伸びた状態で座骨部分に2つのくぼみがある場合は、サドルが「壊れている」と言っても過言ではありません。
Q 革サドルのテンション調整って?
サドルには適度な張りが必要であり、その張力が不足した場合、重量配分のバランスが取れなくなります。
サドルのレール部分または最も多いケースではノーズピンの金属パーツが破損する可能性があります。
サドルに張力をかけるには、サドルのノーズを手前から見た状態でスパナを時計回りに回します。
(1回の調整範囲はナットを90°~180°の範囲で締め付けるのが理想です)
ナットを回すと、革が引っ張られて伸びます。
一気に締めすぎるとテンションが高まりすぎてしまい、サドルの寿命が短くなる可能性があります。 極端な場合、リベットから革を引き抜いてしまうこともあります。
一回の調整では少ない回転数で、定期的にチェックして適度な張力をだすようにしてください。
ボルトを回すときにノーズピンが一緒に回転してしまう場合は、ピンを固定するためのペンチが必要になります。
注意事項:濡れたサドルには張力をかけないでください。
Q CAMBIUMサドルできしみ音がするのですが?
サドルからきしむ音がするのは、金属パーツがラバートップのどこかとこすれている可能性があります。
これは少量のグリースで軽減することできます。
さらに、バックプレートとシートレールの固定部分に小さな黒いゴム製のプラグがあり、レールがバックプレートと接触する場所でノイズが発生する可能性があります。
この場合はサドルを組み立て直して、接触点に少量のグリースを塗布することで軽減ができます。
サドルの分解にはトルクスレンチが必要です、各リベットにはネジ止め剤が塗られておりますのでネジが外れない場合などは店頭にてご相談ください。
Q CAMBIUMサドルはどこを修理することができますか?
安全上の理由から、現在BROOKS社ではCambiumサドルのほとんどのコンポーネント(特にラバートップとフレーム)は交換パーツの供給をしておりません。
簡単に調整できるスペアパーツは、Cambiumサドルのリベットだけになっています。
※過去に販売していた時期があり、現在も販売サイトなどで掲載されている場合がありますが現在新規での入手はできません。
Q CAMBIUMサドルはどのようにメンテナンスしたら良いですか?
構造上リベットがまず締まっているかどうかを確認することをお勧めします。
時間が経つにつれて、道路からの振動のためにリベットが緩む可能性がありますがめったに発生することはありません。
これらのサドルは工場で手作業で組み立てられています。
つまり、すべてのメンテナンスは手作業で行うことができます。
すべての修理やメンテナンスのご相談はお電話かメールでもお受付しております。
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