BROOKS 【B15 SWALLOWサドル】取り付けにおける注意点

8月 22, 2021

ロードバイクのスマートなシルエットを崩さずに快適なレザーサドルを体感できるのがB15 SWALLOW

復刻生産がされるようになり10年ほど経ちますが、相変わらずの人気モデルです。

サドル自体を薄くし、革の弾力を最大限に発揮するモデル。

しなりが特徴のこのサドルですが、取り付け時に注意をしてもらいたい点が

ご自身で取付をされる場合に参考にされてみてください。

 

取り付け位置はサドル下をチェック

B15 SWALLOWはサドル裏に革の接続箇所を作っています。

ここがシートポストのやぐら(サドル固定部分)と干渉してはダメなのです。

まずは正解の取り付け位置

シートポストやぐらの金属部分がサドル下の接合部に干渉することなく余裕があります。

 

革とやぐらが干渉してない?

こちらはダメな例

写真では干渉していませんが、サドル下の革の部分がこのまま下がってくるとシートポストにあたってしまいます。

 

体重をかけてサドルを押し下げるとこのような感じ、実際に全体重をかけたらもっとサドルはしなります。

すでにやぐら上部のプレートにレザーが乗っかっている状態ですね。

この取り付け位置はサドルの革を破断させてしましますので注意です。

 

 

このように、干渉している状態は指で局所的に革を押し込んでいるのと同じことになっています。

マルで囲った部分に想定しない負荷をかけてしまい、革が破断してしまいます。

 

体重が掛かり、サドルがしなった時を想定してサドルの前後位置を確認してください。

 

COG TOKYOではオンラインサイトでご購入された場合にも、取り付け方法のご説明を同封させて頂いております。

もちろん店頭でのご購入時はその場でご説明を。

 

修理のご依頼でこのような症状のご相談がありましたので、ご自身での取り付けをされる場合はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

この部分の革の破断は製品不良ではなく、ほぼ全てこの取付の問題から起こります。

取り付け時には乗車前に一度チェックを!