BROOKS GRIP(CAMBIUM RUBBER編)
前回の記事ではレザータイプのグリップをご紹介しましたが、今回はラバータイプ、CAMBIUMにぴったりフィットするモデルをご紹介してみます。
CAMBIUM RUBBER GRIPS
RUBBERタイプの細身グリップ
片側キャンバス(オーガニックコットン)
反対側はラバーのマッシュルームタイプ
ひだの高さは均一で強く握ると指先でひだが潰れるのを感じるくらい。
通常ではコットン側を手のひら、マッシュルーム側を指先に向けるのが正しい取り付け向きです。
好みによっては逆にしてももちろん構いませんが、エンド部分の固定ネジが上に向いてしまうのでその部分の見た目の美しさは少し我慢になります。
パーツ構成はグリップ本体に、固定用のアルミクランプが内外で2個、ラバー製のエンドプラグ。
固定のボルトは3mmの六角レンチを使用して回します。
締め付けトルクの指定は特に明記されていませんが、この3mm頭の六角を使用したボルトの締め付けトルクは3~4Nmをおすすめします。
(締めすぎによりボルトの頭を飛ばしてしまうことがあります)
前の記事でご紹介したスレンダーグリップはさらに細いボルトを使用していましたのでトルク指定が異なっていましたね。
使用するボルトの太さ、ボルトの強度区分により適正トルクは変わってきますので参考にされて下さい。
MADE IN FINLAND
CAMBIUMシリーズのサドルとセットアップできるカラーラインナップがあり、バイクのコーディネイトをスッキリまとめてくれます。
同じカラーで揃えるのも定番ではありますが、ゴールドリベットのサドルにオレンジクランプや、レザーサドルにナチュラルラバーをつけるなど色合わせを楽しまれる方もたくさんいらっしゃいます。
自転車のカスタマイズドの要素で、色合わせはとても重要な部分ではないでしょうか?
グリップだけ少し外した感なども可愛らしくなったりします、色合わせを楽しんでしまいましょう。
サイズは定番の130mmとショートタイプの100mm
130mmで実測重量154g
100mmで実測重量124g
ERGONOMIC RUBBER GRIPS
ERGON社とのコラボグリップで人気のGP1シリーズで認められた抜群の握りやすさ、このラバーグリップシリーズでもそれを味わうことができます。
(GP1グリップと違いERGON社製ではありませんので、ERGON社のエンドプラグは使用できません、お気をつけ下さい。)
この微妙なアールを描いたラインと、横からみたときの微妙な厚みの加減。
これは本当に握ってもらいたい、握ったら絶妙な加減がよくわかります。
握ると本当に手にしっくり馴染みます。
強く握らなくてもそっと手を添えてあげるだけでもホールドしてもらえる感がすごい。
手のひらの接地面が広くなりますので、局部的な圧迫を抑えるとともに手首が返ってしまうような事もなくなるので長時間のライドが本当に快適になります。
コミューターやフォールディングバイクなどにもおすすめしたいですね。
手のひらをおける部分の最大幅が50mm
人差し指で握る部分が直径30mm
人間工学における計測データの学術記事がありました。
出典元
http://www.mem50212.com/MDME/MEMmods/MEM30008A-EcoErgo/Ergonomics/Ergonomics.html
欧米人の集計値となり日本人の手とは多少異なるのかもしれませんが、BROOKSのグリップも欧州製品。
この図でも指でつかめる最大値が1.5インチ(3.81cm)となっています。
rung diameterとあるのではしごを登るときに握る部分のパイプ経を想定しているのでしょうか。
図でもわかる通り一番長い中指でつかめる最大値のようですが、直径3cmのグリップはしっかり握ることを考えると適正な太さなのかもしれませんね。
パーツ構成はグリップ本体にアルミクランプ内側のみ、エンドプラグの3点
エンドプラグの差し込み部分は、様々な内径のハンドルに対応できるようラバーですが、ハンドルの外に出る部分はアルミの美しいキャップになっています。
固定ボルトは3mm六角頭のボルトで固定します。
こちらもRUBBER GRIPと同じ3~4Nmが推奨。
(締めすぎるとボルトの頭が飛んでしまうおそれがあります)
サイズは定番の130mmとショートタイプの100mm
130mmで実測重量198g
100mmで実測重量164g
カラー豊富でサドルとのコーデも楽しめるRUBBER GRIPか長距離でも体への負担を減らしてくれるERGOグリップか。
レザーグリップと合わせて、バイクに用途に最適なグリップを見つけてみましょう。