サドルリフレッシュ2
おかげさまでBROOKSサドルのメンテナンスのご依頼やお問い合わせを毎日のように頂いております。
やはり皆さん気になってらっしゃるのが革サドルを復活させられるのか。
今回ご依頼いただいたサドルもB17が乾燥してしまった状態、2008年3月生産の個体ですでに10年以上使われているサドルです。
全体的に乾燥しひび割れが見始められていますが、BROOKSは5.5ミリ厚の強度の高いレザーを使用していますのでまだまだメンテナンスで復帰させられる状態でした。
よくある比較ですが、ビフォアとアフター
革の銀面が剥がれ落ちた部分は流石に戻せませんが、BROOKS純正のPROOFIDEオイルを使用してきちんと保湿をしてあげました。
サドルの変形がひどい場合は全体を水洗いするのですが、今回はオイルを浸透させ適切な状態へ戻すところからスタート。
流石にサイドは広がってしまっており、裏から見ると三角形になっていますね。
革の裏側からもオイルを入れ、最後に目止め。
パキパキになっていた裏革も、水が入り込まないようにしっかりと仕上げます。
広がっていた部分の再成形も施し、きれいなサドルの形に復活です。
オイルが浸透したせいで作業後すぐは色が濃く出ています、革の表面の銀面を整え直したあとはバフで磨き仕上げていきます。
もともとハニーであったであろうサドルがブラウンの様に仕上がりました。
また乗り続ける上で、日にもあたりながら色の変化も楽しんでもらえると思います。
もちろん乗り心地が一番大事、革のしなり感を味わえるしなりも復活しテンション調整も施して完了です。
本来の乗り心地を取り戻し、まだまだ何年も使い続けて頂けると思います。
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本来の乗り心地を再現できないような痛み方の場合は、事前のお見積り段階で率直にお伝えさせていただくこともあります。
せっかく費用をかけても本来の快適さを取り戻せないようなメンテナンスはおすすめできない場合もございます。
まずは現状の確認をさせていただきたいので、メールでもお電話でも一度ぜひご相談下さい。
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