PEdALED ヒストリー 第5章 (最終章)
世界、特にヨーロッパと日本を比較して思う事が、前章でも触れましたが、自転車が文化になっている事となってない事の違いだと強く感じます。
自転車と生活の融合が自転車文化(バイクライフ)の広がりや定着になるでしょう。
このコロナ禍で自転車の利便性が再認識され、通勤や週末のポタリングなどする人々はとても増えました。
しかし、それは一過性のものかもしれませんし「文化」というレベルの事ではありません。ただ需要が少し増えただけという事でしょう。
日本では「趣味はロードバイクです」、または「趣味はマウンテンバイクです」などとよく聞きます。
これは自転車を一日の数時間で楽しむ事かなと思います。
もちろん、それが悪いと言っている訳ではないので誤解しないでくださいね。
私が言いたいのは、そこから1ステップ、2ステップとステップアップする事が日本で自転車文化を定着させる事だと思います。
それは、私一人が吠えていても、、、それは全く進まないでしょう。
一人の人間の時間軸の中において、どれだけ自転車と関わりを持つ時間を持てるかが問題です。
私が思うに「バイクで何をするか?」ではなく、「バイクと一緒に何をするか?」だと思います。
キャプテン翼の名言「ボールは友達だ!」と同じで、「バイクは友達だ!」です。
一緒に走る、一緒に過ごす、一緒にキャンプ、一緒に寝る、一緒に笑う、一緒に楽しむ、一緒に時を刻む。バイクと一緒に何でも出来ます。無限です!!
みんながバイクと一緒に楽しい時間を過ごせば、この日本に自転車文化(バイクカルチャー)は広がり定着すると信じています。
私が創設したブランドですが、PEdALEDはみんなが作り続けるブランド!! である。と思っています。
それはピラミッド型の組織ではなく、ユーザーさんも含めた人々の点がつながったネットワーク組織なんです。
ある一つの案件や項目について、並列の立場で意見や感想を出し、戦い、互いに考え、話し合い、回答へ近づけていく。
それはPEdALEDにとって止められない重要なルーティーンです。
日本人の私が東京の片隅で立ち上げましたが、今は世界中の多くに人々が携わり、みんなに支えられてPEdALEDは前進しています。
特にユーザーさんからのフィードバックはPEdALEDが進化するために無くてはならない要素です。
みんながPEdALEDチームです。
日本では、まだまだ知られていないブランドです。
最近、元サッカー日本代表の中田英寿さんがテレビで自転車に乗られる際のウエアーとしてPEdALEDをネットで調べてくれて、COG TOKYOさんまで購入しに来てくれたと聞きました。
私も若い頃にサッカーを経験していますから、それはとても嬉しかったです。
その後テレビを観た方がCOG TOKYOさんを訪れたと聞き、さらに嬉しくなりました。
もっともっと日本の方にはPEdALEDを知っていただきたいです。
日本のユーザさんと一緒にコミュニティーを作っていきたいと思います。
その中心的な位置を担うのがCOG TOKYOでしょう。
ユーザーさんとの情報交換や純粋にライドを楽しむ場として広げていければ幸いです。
それから最後に
自転車は、これからの時代に再認識される、無限の可能性を持った乗り物です。
私自身これから新たに取り組んでみたい夢を持っています。
環境や人口の問題など、日本が抱える解決を少しでも。
ほんの少しでも助けるために、また世界中のライダーが日本に集い走りまわってもらうために、日本中に「点」を設け、それを「線」で結び、いずれは「面」になるような新たなプロジェクトに挑戦してみたいです。
文才のない私の記事に最終章までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。またこのような機会を与えていただいたCOG TOKYO様に感謝いたします。
ありがとうございます。
鈴木秀人